弁護士ブログ

2020.01.09更新

 皆様、明けましておめでとうございます。本年も何卒よろしくお願いいたします。


 保釈中のカルロス・ゴーン氏がレバノンに逃亡したとのことで話題になっています。


 近頃、保釈中に逃亡してニュースになることが非常に多く感じています。


 なお、保釈中に逃亡すること自体は犯罪とはならず、裁判所に納めている保釈金が没収されるだけです。(逃走したことが一般情状面で大きなマイナスとなり、判決の量刑には関わってくるでしょうが・・)


 刑事弁護を担当する私の立場からすると、保釈中に逃亡することは本当に止めていただきたいです!


 保釈中の逃亡者が増えると、被告人の逃亡を恐れた裁判所が保釈許可をなかなか出さなくなったり、逃亡できないよう保釈金の金額を吊り上げたり、これから保釈申請を行う被告人にとって大きなマイナスの影響が生じると思います。


 被告人の中には、家族の生活費を捻出したり、会社を破綻させないようにするために、どうしても留置場の外に出る必要がある人もいます。


 今回の逃亡事件は、そのような被告人に悪影響が出てしまうものだと思います。


 日本の有罪率が高すぎるという点ではゴーン氏に同感ですが、今回の逃亡事件はいただけないと思いました。

投稿者: 弁護士 天野広太郎

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